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  千奈美と友理奈の初詣(千奈美編) 

Berryz工房 2006/08/07 |このエントリーを含むはてなブックマーク 
2006年初の作品。全く同じ出来事を千奈美と友理奈それぞれの視点から描いてみました。こちらは千奈美編。

2006年1月9日掲載。

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「熊井ちゃん遅いなー」

今日は新年最初の連休の最終日。千奈美と熊井ちゃんはちょっと遅い初詣に行く約束をしてるの。
ほんとは年が替わってすぐに2人で行きたかったんだけど、遠いところに住んでいる2人だけで夜中に出かけるのはさすがにまずいし、
元日だけはレッスンもお休みだったから、紅白から帰ったらすぐに寝て、ちゃんと朝から起きて家族と一緒に過ごしたかったの。
そして2日からはお正月のコンサート。ファンの人たちが新年早々迎えてくれるのはうれしいけど、なかなか2人だけの時間は取れなかった。
だから今日のこの初詣は今年初の…その、デート…ってわけ。わーなんかドキドキしてきたよ!
そんなだから昨日は遠足の前の日の何倍もわくわくしてほとんど寝られなかったし、
今朝からいてもたってもいられなくなって、待ち合わせ時間より30分も早く来ちゃったんだけど…

「遅い!」

千奈美がこの待ち合わせ場所の駅前に来てからもう20分は経ったよ!
そりゃ予定の時間にはまだ10分あるけど…でも好きな人には一刻も早く会いたいものだよね?
なのに熊井ちゃんはまだ来ない…これは後でお説教だね!全くもう!
あ、それとも熊井ちゃんは千奈美のことそんなに好きじゃないのかな…やっぱり白くて柔らかそうな、女らしいももちの方が…?
年も替わったし、心機一転した方がいいのかな…熊井ちゃんがイヤなら、千奈美、身を引…

「ちー!ごめんごめん!待ったでしょ?」

そんなとき絶妙なタイミングで熊井ちゃんがやってきた。熊井ちゃんの顔を見たとたんさっきのマイナス思考はどこへやら。
千奈美の心は喜び一色に染まっちゃう。

「うぅん。今来たとこ。熊井ちゃんあけおめー♪」
「そう?よかったー。ちー、あけおめー♪」

挨拶を交わす。もちろん2日からのコンサートの時にもこの挨拶はしてるんだけど、
プライベートでは今年はこれが初だし、やっぱり初詣にはこの挨拶だよね。
それにしても熊井ちゃんの笑顔はやっぱいいなぁ。千奈美が笑いかけると必ず笑い返してくれるの。千奈美、この笑顔大好き…。

「ちー…どうしたの?あたしの顔になんかついてる?」
「え、いや、なんでもないよ熊井ちゃん!さ、行こっ!」

あぶないあぶない。新年早々何をしてるのよ千奈美は。動揺を隠しつつ熊井ちゃんと参道を上っていく。
境内にはいろんなお店屋さんが開いてる。いいなー。お参り済ませたら帰りに寄ろうかな。熊井ちゃんとデート♪デート♪
そして神社の本殿前まで来た。ここはものすごく人が多い。しかも本殿に向けて何列かの列があるけど、列によって進むスピードが違う。
隣の熊井ちゃんと並んでいようとしてもどんどん人の波が襲ってくる。だめ、離れちゃう…と、思ったそのとき

「ちー!こっち!」

熊井ちゃんが千奈美の手を強く強く握ってくれた。腕を組んだり肩を組んだりしたことはあるけど、
手を繋ぐってやっぱりなんか「トクベツ」な感じがする。千奈美だけかな?
ともかく、熊井ちゃんのおかげで千奈美ははぐれずに済んだ。
何回か危ないところもあったけど、何とか熊井ちゃんと一緒に本殿の前まで進む。
一旦手を離し、お賽銭を投げ、願い事をする。

(どうか熊井ちゃんと今年も一緒にいられますように…!)

願い事を終えて、お互いに顔を見合わせる。

「熊井ちゃんは何をお願いしたの?」
「ないしょ!ちーは?」
「ないしょ~へへ~」
「じゃああたしも教えな~い」
「なんだよぅ。教えろよぅ」
「やだよ~ほらほらここまでおいで~♪」

境内をおっかけっこ。楽し~い!ちょっと周りの人たちが見ているような気もするけど気にしない気にしない♪
何分か走り回った後、どちらからともなく口を開く。

「じゃあ行こっか」
「うん」

再び手を繋いで参道を戻り始める。そして階段を下り始め…ようとしたそのとき、千奈美は気付いた。

「だっめ~!」
「わぁぁ。な、なに?どうしたの?ちー」

熊井ちゃんがビックリして危うく転げ落ちそうになる…無事でよかった~。
でもね、千奈美は熊井ちゃんに言わなきゃならないの。一旦手を離し、熊井ちゃんの方に向き直る。

「熊井ちゃん、今左足から階段下りようとしたでしょ」
「え、あ、そうだっけ」
「ダメだよ右足から下りないと!」
「ど、どうして…?」
「どうしても!どうしてもなの!!」

なんでこの「階段は右足から下りるべし」って決まりにここまでこだわっているのか自分でもわからないけど、でも守りたいんだよね。
そして熊井ちゃんにも守ってほしい。見たところ熊井ちゃんには階段を下りるときのこだわりは特にないみたいだから、
千奈美と一緒に、同じように階段を下りてほしいの。好きな人を完全に自分色にしようとは思わないけど、
何も言わなかったり相手を受け入れてばっかりだったりじゃ、いつかムリがくるもんね。
だから千奈美も主張したいことは主張するんだ。その結果もしかしたら熊井ちゃんとケンカになるかもしれない。
でも千奈美は誰よりも熊井ちゃんに好かれてるって信じてる。だから大丈夫!

「じゃあ、右足から下りる…ね。よいしょっと…」

案の定、熊井ちゃんはわかってくれた。でもなんか足の運びを意識しすぎてガチガチ。手と足が一緒に動いちゃってロボットみたい。
もー。見ていられないなー。

「熊井ちゃん、ほら、つかまって」
「ありがと。ちー」

今度は千奈美が手を差し出す。またまた手を繋ぎ、熊井ちゃんを見る。

「千奈美のこと、離さないでね」
「もちろんだよっ!」

2人で一緒に階段を下り始める。さっきのお願い、さっそく叶いそう。
今年もいい年になりそう…いや、するんだ!熊井ちゃんと一緒にね!



从*´∇`从<今年も熊井ちゃんと幸せになります!きゃー!!!
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