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  千奈美と友理奈の初詣(友理奈編) 

Berryz工房 2006/08/07 |このエントリーを含むはてなブックマーク 
2006年初の作品。全く同じ出来事を千奈美と友理奈それぞれの視点から描いてみました。こちらは友理奈編。

2006年1月9日掲載。

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「やばっ!ちー怒ってるよー」

今日は新年最初の連休の最終日。あたしとちーはちょっと遅い初詣に行く約束をしてます。
ほんとは年が替わってすぐに2人で行きたかったんだけど、遠いところ((同じ町内とかならよかったんだけどね…))に住んでいる2人だけで夜中に出かけるのはさすがにまずいし、
元日だけはレッスンもお休みだったから、紅白から帰ったらすぐに寝て、ちゃんと朝から起きて家族と一緒に過ごしたかったんだよね。
そして2日からはお正月のコンサート。ファンの人たちが新年早々迎えてくれるのはうれしいけど、なかなか2人だけの時間は取れなかった。
だから今日のこの初詣は今年初の2人だけのお出かけってわけ。楽しみだな~。
で、今朝もちゃんと早起きして、弟の世話とかもしつつ出かける準備をして、さぁ行こう!…と思っていたんだけど

「あ!紅茶飲んでなかった!」

玄関で思い出した。紅茶。あたしの朝ごはんのこだわり。
特に休日はパンを食べてから一日を始めていることもあって、この朝の紅茶はお休みには欠かせないものだった。
時計を見る。まだ時間はある。あたしは紅茶を飲んでから行くことにした。
心に引っかかりのあるままちーに会うのもいやだし、年の初めからいつもの習慣を欠かすのもね。
キッチンに戻り、紅茶を淹れて味わう。やっぱりほっとする。今日はどんな日になるのかな。ちーと一緒だし、いい日になるといいな♪
いろんな思いが頭の中を駆け巡って、時間がゆっくり流れて…時間!?
時計を見ると出発予定の時間をすぎていた。あたしは大急ぎで家を出る。バスに駆け込み、駅の中を走り、電車に乗り、目的地に向かう。
待ち合わせ場所までもう少し。ふと遠くを見ると参道の下にちーの姿が。明らかに待ちくたびれてる…

「ちー!ごめんごめん!待ったでしょ?」

あたしはちーに走り寄る。ちー、怒ってるかなぁ…遠目ではちょっと表情が曇っていたような…?
でもあたしの姿を認めた瞬間、とってもうれしそうな笑顔に。

「うぅん。今来たとこ。熊井ちゃんあけおめー♪」
「そう?よかったー。ちー、あけおめー♪」

挨拶を交わす。もちろん2日からのコンサートの時にもこの挨拶はしてるんだけど、
プライベートでは今年はこれが初だし、やっぱり初詣にはこの挨拶だよね。
それにしてもちーの笑顔はやっぱいいなぁ。あたしも必ず笑い返してあげる。あたし、ちーのこの笑顔大好き…
って、あれ?なんかちーがあたしの顔ずっと見てる…あたしの気持ち、気付かれちゃったかな?

「ちー…どうしたの?あたしの顔になんかついてる?」
「え、いや、なんでもないよ熊井ちゃん!さ、行こっ!」

よかった。新年早々恥ずかしいことにはならずに済んだみたい。気持ちを一旦しまって、ちーと参道を上っていく。
境内にはいろんなお店屋さんが開いてる。いいなー。お参り済ませたら帰りに寄ろうかな。おいしそうなものがいっぱいだし♪
そして神社の本殿前まで来た。ここはものすごく人が多い。しかも本殿に向けて何列かの列があるけど、列によって進むスピードが違う。
隣のちーと並んでいようとしても、どんどん人の波が襲ってくる。少しずつ、少しずつちーが遠くに行っちゃう…やだ!

「ちー!こっち!」

気付くとあたしはちーの手をしっかりつかんでいた。腕を組んだり肩を組んだりしたことはあるけど、
手を繋ぐってやっぱりなんか「トクベツ」な感じがする。あたしだけかな?
ともかく、あたしたちはもう離すものかってくらいに強く強く手を握り合った。
何回か危ないところもあったけど、何とかちーと一緒に本殿の前まで進む。
一旦手を離し、お賽銭を投げ、願い事をする。

(どうかちーと今年も一緒にいられますように…!)

願い事を終えて、お互いに顔を見合わせる。

「熊井ちゃんは何をお願いしたの?」
「ないしょ!ちーは?」
「ないしょ~へへ~」
「じゃああたしも教えな~い」
「なんだよぅ。教えろよぅ」
「やだよ~ほらほらここまでおいで~♪」

境内をおっかけっこ。楽し~い!ちょっと周りの人たちが見ているような気もするけど気にしない気にしない♪
何分か走り回った後、どちらからともなく口を開く。

「じゃあ行こっか」
「うん」

再び手を繋いで参道を戻り始める。そして階段を下り始め…ようとしたそのとき

「だっめ~!」
「わぁぁ。な、なに?どうしたの?ちー」

突然ちーが叫ぶ。あたしはびっくりしてずっこけそうに。周りの人も何事かとこっち見てる。何?どうしたの?
ちーが一旦手を離し、こっちに向き直る。

「熊井ちゃん、今左足から階段下りようとしたでしょ」
「え、あ、そうだっけ」
「ダメだよ右足から下りないと!」
「ど、どうして…?」
「どうしても!どうしてもなの!!」

ちーには「階段は右足から下りる」ってこだわりがあるらしい。そういえば前にラジオかなんかでそんなこと言ってたような…?
あたしにはそんなこだわりはないけど、でも別にこれ守っても悪いことないし、何よりそれで大好きなちーが喜んでくれるならいいよね。
あたしはちーの言うとおりにすることにした。えーと、右足ね、右足…

「じゃあ、右足から下りる…ね。よいしょっと…」

なんか足の運びを意識しちゃってうまくいかない。右手と右足が一緒に出ちゃったり…ロボットみたい。
あー。恥ずかしいよー。。

「熊井ちゃん、ほら、つかまって」
「ありがと。ちー」

今度はちーが手を差し出してくれた。またまた手を繋ぎ、ちーを見る。ちーが口を開く。

「千奈美のこと、離さないでね」
「もちろんだよっ!」

あ、ちーから言ってくれた。嬉しいな~。さっきのお願い、さっそく叶いそう。
今年もいい年になりそう…いや、するんだ!ちーと一緒にね!



川*^∇^)||<ナイスグッドな一年になりそうです!
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