スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  桃色の誕生日 

Berryz工房 2006/08/07 |このエントリーを含むはてなブックマーク 
桃子の14歳の誕生日に合わせて書いた作品。かなり短めです。

2006年3月6日掲載。

.

春の風がやさしい午後の河川敷。あなたが草の上に最初に座って、あたしがその前に座って背中を預けて目を閉じる。
今日は一日楽しかったなぁ。早起きして、ちょっとだけお化粧して、お気に入りのかわいい服であなたとデート。
2人で手をつないで街を歩いて…お買い物したりお食事したり。ほんとに楽しかったね。風を感じながら今日一日のことを思い出す。
でも幸せっていうことなら何よりもこの瞬間が一番だよね。大好きなあなたとこうして一緒にいられるんだから。

「ねぇ、抱っこして」
「え?…こうかな」

目を開ける。後ろを向いてちょっと甘えた口調でおねだりすると、はにかみながら後ろからやさしく抱きしめてくれるあなた。
あたしよりずっとずっと背が高くて手足も長くて、見た目はすごくオトナっぽいのに中身はコドモなあなた。
でもこういうときはちゃんと期待に応えてくれるんだよね。そんなところも…

「好き」

胸の中がいっぱいになって、思わず口から気持ちがこぼれちゃう。
でもちょうどそのとき風が吹いて、前を向いていたあたしのつぶやきは聞こえなかったみたい。

「え、なに?」

聞き返してくるあなた。もう一度言おうかと思ったけど…まぁいいや。

「なんでもない」
「そっか」

会話を切る。そして再び目を閉じる。もうちょっとだけこのままでいさせて。
あなたとのこの時間が何よりの誕生日プレゼントなんだから…。

~FIN~
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。