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  桃色 

Berryz工房 2007/10/12 |このエントリーを含むはてなブックマーク 
ゲキハロ稽古初日、稽古場にやや早めに到着した森咲樹ちゃん。そこへ憧れの先輩の桃子がやってきて…?
初めてハロプロエッグを登場させてみました。

.

「ふぅ、着いたっと」

レッスン場に到着♪入口のスタッフさんにご挨拶して、レッツゴー!
今日から『劇団ゲキハロ第3回公演 リバース! ~私の体どこですか?』のお稽古開始なの。
初めての舞台は不安もいっぱいだけど、期待もいっぱい!なによりあのBerryz工房さんと、そして憧れの嗣永さんと一緒なんだもの…あぁ、楽しみ…!

「どうしました?」
「え?」

顔が思いっきりニヤけてたみたいで、入口から中に案内してくれてるスタッフさんに聞かれた。
へ、ヘンな子と思われちゃったかも!?

「あ、え、な、なんでもないです!」
「はぁ…」
「お稽古が楽しみで!」
「あぁ、なるほど。がんばってくださいね」

スタッフさんが笑顔になってくれた。まぁ、半分ウソだけど、全部ウソじゃないからいいかな?
ウソをつくなら事実を半分くらい混ぜるといいっていうし…スタッフさんも納得してくれたみたいだし、ね。

「こちらです」

レッスンルームに通された。まだ誰も着いてないみたい。道具はもう端っこに置いてあるけど、しばらくはまだ使わないし、がらんとした感じ。
誰もいないとなると…なんかちょっとうずうずしてくるのよね。
上着を脱いで、床に置いたカバンにかけて、フロアの真ん中に立ってみる。
もらった台本のシーンを思い出して、イメージトレーニング♪
まぁ、まだ読んだだけだからどんな場面かわかんないんで、勝手に想像してるだけだけどね。
激しいアクションシーンとかはなかったのよね…やりたかったなぁ。
何回かエッグのおともだちの舞台を観たけど、役者さんたちすごかったんだもの。ちょっとマネして動いてみよっかな。

「えぃっ!やぁっ!」

あ、結構これテンションがあがるかも♪ノリノリ~♪

「はっ!やっ!とぉっ!」
「あの…」
「はひっ!?」

スタッフさんが扉のところで申し訳なさそーに立ってるっ!気づかないなんて…私、バカ?

「な、なんでしょう?」
「あぁ、練習中すみません。よろしければ他の方々が到着なさるまでロビーででもお待ちになっては、と…」
「ここでいいです!」
「しかしここにはテレビもないですし、退屈ではと…」
「大丈夫ですから!」
「そ、そうですか」

やばい!またヘンな子と思われたかもしれないっ!なんとか…なんとかごまかさなくちゃ…なんとか…ん?

「あ、あれは…」

部屋の隅に見慣れた画面つきの四角形の箱を発見!間違いないよね、あれは…!

「あぁ、あのパソコンですか」
「使えるんですか?」
「普段は使えないんですが、確か今日から使えたはず…」
「使ってもいいですか?」
「しかし…」
「あの、学校の宿題の調べ物をしたいんですけど、今うちインターネット禁止令が出てて困ってるんです、だから…」
「うーん…困ったなぁ…」
「お願いします!」
「…わかりました。でも大事に扱ってくださいね」
「はい!」

スタッフさんから許可をもらって、パソコン使用可能に♪
電源をつけて、スタート画面が出てくるまでにスタッフさんは出ていっちゃった。
これで思う存分調べ物ができるわ…あ、調べ物といっても学校の宿題じゃなくて、去年のゲキハロのことを書いてあるサイトを見るんだけどね。
スタッフさんウソついてごめんなさい…あ、でも調べ物とかインターネット禁止令はウソじゃないですから…。

さてさて、調べ物っと。去年のゲキハロエッグのブログはもうなくなっちゃってるので、ファンの方々のサイトでその頃の日記を読むのが一番いいよね。
あっちこっちの日記やレポを読んで勉強。今年と去年とでは舞台は違うけど、でもBerryz工房さんやエッグのみんなの話は参考になるもの。

最近家でパソコンに触らせてもらえない私は夢中でインターネット。
そのせいで気づかなかったの。絶対に気づかなきゃいけないことに気づかなかったの…

「咲~樹ちゃん♪」

ぽん、と肩に手を置いてきたのは…

「つ、嗣永さん!」

嗣永さんに気づかなかったなんて!嗣永さんには先に挨拶すべきだったのに気づかなかったなんて!あぁ私バカバカ!

「おは、おはようございま…!」
「あぁ、いーからいーから、そのままでいーよ♪」

立ち上がって挨拶しようとする私の肩を押さえて止める嗣永さん。
あ、嗣永さんって小さいけど力強いんだぁ…って、そんなこと言ってる場合じゃないっ!
私の肩にあの嗣永さんの手がっ!あっ、あの、嗣永桃子さんの手がっ!!
嗣永さんが押さえつけるのとは無関係に、動けなくなっちゃったよぉ…

「あ、あの、でも」
「この方が桃は話しやすいし」

当たり前のことだけど、嗣永さんは小さくてとってもかわいい。私もできればそんな風になりたかった…もうムリだけど…。
それはともかく、嗣永さんと私ではそんなふうに身長が違うから、私が座っている方が嗣永さんは目線が楽で話しやすいみたい。
うん、私としても嗣永さんを見上げるのって合ってるかも…それにしてもホントかわいい…

「何してたの?勉強?」

ちょこっと首をかしげながら聞いてくる様子もかわいい…何したってかわいい!

「…」
「…ん?咲樹ちゃん?」
「あ、あの、去年のゲキハロのことを調べててっ!」

ボーッとしてもう少しで失礼になるところだった!危ない危ない…!

「去年のこと?」
「は、はい。ファンの人の感想とか…」
「え~桃も見たい♪見たい♪」
「あ、はい。じゃあ…」

席を替わろうとするんだけど、でも嗣永さんはまた私の肩に手を置いて止める。

「このままでいいって♪咲樹ちゃんの見るとこ一緒に見るから」
「は、はい…」

画面に向き直って、今まで開いていたサイトをもう一回開いたり、そこからリンクをたどったり。

「でもすごいねぇ、咲樹ちゃんは」
「な、なにがですか?」
「ちゃんと去年のこととか調べて…桃なんて全然そんなことしなかったもん」
「そんな、全然たいしたこととかなくって…」
「咲樹ちゃんっていくつだっけ?今年14?」
「あ、はい、今日で」
「お~!え、何?今日お誕生日!?」
「はい」
「おめでと~!」
「あ、ありがとうございます!」

嗣永さんに2人きりでお誕生日を祝ってもらえるなんてっ!もう死んでもいいかも…ダメだけど。

「そっかぁ14かぁ。桃14の頃何してたっけ。14って中2かぁ…ってことは2年前だから…」
「『ギャグ100回分愛してください』の練習してたくらいじゃないですか?」
「おぉ~!すごい!ホントだ!ちょうどその頃だぁ!」
「あと石村さんが卒業したちょっと後…あっ」
「…そだね」
「ご、ごめんなさい」
「いいのいいの、気にしないで。まいはっちとは今でもたまに話せるし」
「は、はい」
「でも咲樹ちゃんすごいねぇ。Berryz工房のことホントに大好きなんだぁ!嬉し~い!」
「はい!ありがとうございます!」
「桃はいい後輩ができて嬉しいよ、よしよし」

なでなで。

「!!!!!」

よしよし、って…嗣永さんに頭なでなでされちゃった…嗣永さんの手が、私の頭をなでなでしてくれて…夢じゃないのかな、これ。
ほっぺつねってみる…

「痛っ!」
「あははは、何やってるの咲樹ちゃん?」

はっ!ま、またヘンな子な動作しちゃったかもっ!今日もうサイテー!

「あ、あの、嗣永さんに誉めてもらえて夢じゃないかって…」
「も~大げさだよぉ」

ホント、大げさです。でも私にとってはまだ夢みたいなんです…けど、言うとますます怪しいんでやめとこうっと…

気を取り直してインターネット再開。私は緊張して何もしゃべれなくて、ただずっとページをたどっていくだけだったんだけど…

「パソコンってさぁ、肩凝らない?」
「あ~、そういう人もいるみたいですね…」
「咲樹ちゃんは凝らないの?」
「私はそんなに…」
「どれどれ」

もみもみ。

「!!!!!」

つっ、嗣永さんの手が私の肩に!それもさっきは押し止める感じだったけど、今度は優しく肩を包んでくれる感じ…!
嗣永さんに触られているってだけでドキドキしてるのに、嗣永さんは…

「なんか結構凝ってない?」
「あ、あの…あっ」

優しく肩を揉んでくれる。今日は外も結構暑かったし、上着の下は肩の出るキャミソールを着てきたから、嗣永さんの手が直接優しく触れちゃう…!

「桃がスッキリさせてあげるね♪」
「そ、そんなこと言っても、あ、やっ」

嗣永さんの手はとっても気持ちいいんだけど、でもドキドキが止まらなくて、緊張で…

「あれぇ…どんどん硬くなってるよ…熱いし」
「はっ、あ、あの、それは…」
「気持ちいい?」
「はぁぁっ…は、はい…」
「なんかもうカチカチだよ…?」

と、止めないと。このままじゃなんか…よくわかんないけどおかしくなっちゃうっ!

「だ、大丈夫です!すっごく気持ちいいです!でも…」
「でも?」
「つ、嗣永さんに、肩を揉ませるなんて悪くって」
「気にしなくていいのに」
「私は気になるんです…嗣永さんは私のホントにホントに、憧れなんです!」
「そっかぁ…わかった」

嗣永さんの手が肩から離れる。ちょっと名残惜しいナ…いなくなって初めてわかる、大切な人の温かみ…ってちょっとぉ!?

「咲樹ちゃんってホントマジメでかわいい~♪」

つつつ嗣永さんが、嗣永さんが、嗣永桃子さんが…う、うし、後ろから抱きついて、私に後ろから抱きついて…!

「桃、咲樹ちゃんのことすっごく気に入っちゃったかも♪」
「そ、そんな、あ、ありが、ありがとうございま…す」
「ふふっ♪」

微笑む嗣永さん。これがまたすっごくかわいい!嗣永さんってホント世界一かわいいと思う!
でも今はそれがかえって困っちゃうの…だって嗣永さん、私に抱きついて、かわいい顔を私の顔のすぐそばに置いたままなんだもん…!
その後インターネットでまたゲキハロ情報探しを再開したけど…頭がボーッとして、嗣永さんが話しかけてくるのに中身が頭に入ってこない…
あぁ、どうして嗣永さん、こんなに私をドキドキさせるんですか…

「ね~ね~咲樹ちゃんってばぁ」
「…」
「かわいい咲樹ちゃんってばぁ」
「…」

あ、なんか…もしかして嗣永さん、私をからかってる?それで遊んでるんじゃないの?
考えてみれば私なんかを本気で好きになってくれるなんて考える方がおめでたいし…そうだ、遊ばれてるんだ。

…それならこっちだって!どうせ遊びなら私だって反撃しちゃうんだから!

「ね~ね~、かまってよぉ」

ほっぺを指でつつく嗣永さんの方にいきなり顔を向けて、チューする真似っ♪
でも…ちょうど嗣永さんも顔をこっちに寄せてたので、距離5センチくらいっ!どうよっ!

「…!」

って嗣永さん、顔を引きつらせて固まってる~!ヒ、ヒいちゃったのかも…またヘンな子に思われたのかも…もうどうしよ~!
と思ったら嗣永さん、ちょっと口をとんがらせてスネたみたいな顔に…そんな顔もかわいいっ!
でもそんな嗣永さんから衝撃の一言がっ!

「さきちゃんってみんなそういうことする~」
「みんな…って?」
「咲樹ちゃんじゃないさきちゃん」
「え、それ何さきちゃんですか?」
「あぁ、うちのキャプテンの清水佐紀ちゃん」
「清水さん」
「そ。仙台かな?コンサートでキャプテンにそういうことされたの」
「そういえばそんな話をどこかのサイトで見たような…」
「いつもはマジメだけど、時々ぶっとんだことして驚かせてくるの。一緒だね♪」
「は、はい」
「ふふ、桃、咲樹ちゃんともうまくやっていけそうな気がする♪」
「こ、こちらこそよろしくお願いします!」
「がんばろうね」

そして私の肩から離れる嗣永さん。

「そろそろみんな来る頃だよね。ロビー行かない?」
「あ、はい。じゃあこれの電源切っておくんで、嗣永さんお先に…」
「そっかぁ。あ、でもその前に言っておくことがあるの♪」
「なんですか?」
「耳かして」
「はい…」

まだ座ったままの私の横からもう一度顔を寄せる嗣永さん。そして…

ちゅっ。

「!!!!!!!!!!」
「お誕生日プレゼント♪何もないからこれで許して♪」
「は、はひ…」
「じゃあ先行ってるね~」

部屋を出て行く嗣永さん…ほっぺを押さえたまま見送る私…最後までとことんかわいい…。
これから毎日こんな日が続くのかなぁ…あぁ、私、身体もつかしら…途中で倒れちゃうんじゃ…

ってそんなのもったいない…じゃなかった、とんでもない!

演技でも私生活でもがんばるわっ!
清水さんにも他のBerryzの先輩方にも負けないっ!
そして嗣永さんにも絶対に認められるようになるんだもんっ!

~FIN~
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